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ライブ授業とは ‐根の深い木 26‐

  映像授業は、拡張可能です。その強みを活かして大きなビジネスにできます。

しかし、ライブ授業は、拡張不可能です。

私たちは、子どもたちの表情から「小さなYes」を読み取りながら、双方向性の高い授業に努め、不完全な理解をでき得る限り、見逃すことのないように授業に取り組んでいます。

これは、映像授業ではできないことです。

ライブ授業においては、子どもたちの表情や発言から、小さなYesとは別にハッとするような宝物を引き出せることがあります。

これは教師の意識の高さ次第です。ベテランの教師でも、一方的に教え込むことをスタイルとするような人には読み取れません。発問して答えさせるという教師が優位な位置からのスタイルですと逆に抑え込んでしまいます。

ですから、成果が出ていないなら、長年やってきたやり方にこだわってはいけませんし、子どもたちへのリスペクトを忘れると可能性を潰しかねません。

生徒との議論を重ねることで、得られるものの大きさに気付かされることはアクティブラーニングの産物です。発問に答えさせるだけでは、得られません。

専門知識をきちんと勉強しない教師は、双方向性の高い授業で弾みをつけられません。

進学塾は、教師が力量に合わせて準備したことを再現することで、教え込むスタイルを作り上げてきました。

ライブ授業を主とする進学塾が双方向性を重んじれば、鋭い生徒の発言を受けて立つ力が求められます。若い教師は、どこまで準備したらいいのかさえ、わかりません。

教える範囲が広い小論文対策などでは、すでにグローバル人材の予備群たり得ている帰国生入試志願者から、『専門外』のツッコミの洗礼を受けます。

“グローバル”には指導の範囲などないのです。国内でのみ指導している教師にとっては脅威です。

海外就学生は生活環境そのものや、現実にグローバルに活躍しているご両親から、とてつもない影響を受けて育っています。

私たち教師は、常に謙虚な姿勢でいなければなりません。

同時に、どんなに大変でも正面から向き合わないといけません。