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ブログカテゴリ:校長



NYCAブログ · 2020/02/06
世の中には、何でもぶっつけ本番でやっているように見える人がいますが、実はそんなはずはなくて、練習しているところを見せていないだけです。どんなに些細なことでも、短いスピーチでも何日も前から練習しているかもしれません。...
NYCAブログ · 2020/01/17
「(子どものために)よかれと思って」したことが、大きな間違いということがあります。「子どものために」と言いながら、実は、追い詰めているだけで、本当は「よかれと思って」いません。 特に教育やスポーツでは、このセリフが出た時は、既に子どもにダメージを与えているだけということがあります。...
NYCAブログ · 2020/01/13
大人の雑談では、お互いに何か共通する話題を探して、時事問題を切り出すことがあります。「誰がどういう影響を受けるのか?」「そもそも誰が悪かったのか?」「政府はどのように対応すべきか?」などで会話が膨らんでいきます。時事について知っておくことは、中学受験生や大学受験生にとっては、良い受験勉強にもなります。...
NYCAブログ · 2019/12/20
首都圏には現在20校を超える公立中高一貫校があります。中高6年一貫教育は、私学十八番(おはこ)のシステムでした。そのメリットをわかってはいてもコスト面など様々な理由で中学受験に踏み切れなかったご家庭にとって、公立一貫校の開校は朗報だったに違いありません。共学であることや難関大学合格実績の高さでも人気を集め、さらに私立中学受験者にとっても公立一貫校との併願パターンも組み込むことができるのですから中学受験は「公私」共に活性化します。相乗的に新しい入試スタイルも導入されつつあります。公立一貫校は適性検査型入試を行っていますが、首都圏の私立中学でもこれを導入するところが増えています(2019年には147校が適性検査型入試を導入しています)。名称は「思考力入試」「PISA型入試」「総合型入試」「プレゼンテーション型入試」「基礎学力型入試」など、それぞれの学校のコンセプト毎に異なりますが、公立中高一貫校向けの準備をしてきた受験生にとっては、併願しやすくなることでしょう。 2020年の大学入試改革で求められている「思考力・判断力・表現力」を求める学力観と、中高一貫校の「適性検査型入試」で求める学力には相通じるものがあります。「自分の身の回りのことに関心を持ち、問題点を発見し、自分なりの解決策を考え、さらにそれを周りの人に伝える力を備える」ことに対応して行くのは、将来の大学入試や社会で求められる力を育むための良い契機になります。科目を問わず資料やグラフから必要な情報を読み取り、理由をグラフのデータと関連させて説明するタイプの問題などは、従来の私立中学入試とは大きく異なります。パターン学習で解法を覚えるという学習方法では合格できない形式の問題なのです。ちなみに公立中高一貫校の「適性検査」では、一般的に「理系」「文系」の2科で行われます。 「理系」は、算数・理科的な問題でありつつ、「周りの人に伝えるコミュニケーション能力」を試され、考え方・解き方を説明する「記述力」も必要になります。 こうしたタイプの問題では文章や資料の「読解力」と「分析力」を問われるので、日ごろから考える習慣がついていなければ、対応できません。従来型の入試では、定員通りの合格者数をコントロールするためにも正解は一つでなければなりませんでした。しかし、今後は学力の「質」で選抜していくには、中学受験の段階から適性検査型にしていく学校が増えても不思議ではありません。 大学入試と日本の教育が大きく変わろうとする節目に、受験学習一辺倒ではなく音楽、芸術、スポーツ、英会話など多様な習い事を通して体験を積んできた子どもたちが受験していける入試形態として進化して行くのならばこれは実に素晴らしいことだと思います。
NYCAブログ · 2019/12/16
中学受験志願者のご家庭では保護者が子どもを連れて、一緒に学校を見学することが、一般的になってきています。かつては、有名校以外は所在地さえ知らないという方が結構いらっしゃいました。また、難関県立高校から難関大学に進学された保護者の中には、強く官尊民卑の先入観を持っていらっしゃるケースもありました。...
NYCAブログ · 2019/12/10
NYCAの中学受験コースでは、月初めに新しいテキストを渡します。6年生の男子で国語のテキストをその日のうちに全部読んでしまう子がいました。毎月、待ち切れないくらい楽しみにしていました。その子は少年が主人公の明るく軽快で都会的な物語を好み、読み終えると必ず、満面に笑みを湛え、小躍りして感想を報告に来てくれました。入会当初は、小4の漢字の読み書きにさえ四苦八苦していましたが、読書を通じて漢字の知識が増え、読書の幅は広がり、テキストの四字熟語の意味を自分で調べるのが楽しみになり、熟語の成り立ちの仕組みを覚え、物語文を通じて論理的思考も身につけました。物語文を読み込んで突き詰め、やがて彼が論理に繋げていくということが授業を通じてよくわかりました。考えたり、感じたりすることが大好きになり、話すことも聞くことも上手になり、目に見えて国語の成績は上がり始めました。読解問題は長ければ長いほど喜ぶようになりました。過去問演習に入ると麻布中学の6000字くらいの入試問題の長文がうれしくて仕方ないようでした。読解演習では、演習であることを忘れて読み耽っていました。 彼を見ていて今更ながら、私は改めて強く確信したことがあります。読書はやはり、本を選ぶところから始まるということです。NYCAの書棚を一緒に眺め、彼がタイトルに関心を持った本の内容を1冊ずつ簡単に説明してやりながら、二人で選びました。最初に私が薦めた「自転車少年記」が強烈に心に響いたようで、読み終えるまで連日、大興奮でした。「先生!いま○○ページを読んでます」「先生!いよいよ○○の場面です」「先生、大変なことになっています!」「先生は泣きましたか?」など現状と心境を口角泡を飛ばして報告してくれました。その後、「風が強く吹いている」「白をつなぐ」を連続して読み、面白い本はいくらでもあるとわかったのでしょう。傾向の異なる物語文にも没頭するようになり、本を読まない日はなくなりました。毎日、授業の前後に夢中で読み、「一時帰国したら買ってもらう本」を決めて、期待に胸を膨らませていました。彼は、今、片っ端から読んでいます。ご両親がおおらかに我が子の受験学習を見守っていらっしゃるのが、彼には最高の環境でもありました。「読書が受験学習の妨げになるのでは」などと狭小には考えてはいらっしゃいませんでした。彼は着実に教養を身につけ、自分の頭で考え、判断し、自分を表現できる人になるでしょう。 ところで、彼に「先生が一番好きな本は何ですか?」と問われたので、私は「『ノルウェイの森』だよ」と誰に尋ねられてもいつも答えるように答えました。彼は、NYCAの書棚からすぐにそれを手にとって興味津々に読み始めました。彼の頭の中では、かなりの騒動だったようですが私は、その時のリアクションを笑いませんでした。いつか、村上春樹を深く読めるようになったら、ディスカッションしたいと待ちわびています。
NYCAブログ · 2019/12/02
生徒たちと話すことで、私たちは労せずして鮮度の高い情報が、毎日大量に入ってきます。普通の大人は、同年代との共感を中心とした付き合いや利害関係のあるコミュニケーションに終始します。どうしても話題は仕事中心になります。もしくは、新鮮味のない趣味の話に偏りますし、新しい何かを得るということはあまりありません。それに対して、生徒と会話すると、いつも新しい発見や気づきがあります。生徒たちは、実にいろいろな情報を持ち込んでくれます。新しいスニーカーのモデル、開店したばかりのバブルティーのお店、ハーゲンダッツ半額セールをやっているスーパー、ベーグルが一人3個までフリーのベーカリー。フランクに付き合えば、子どもたちから多くのことを学べます。ちょっとしたマーケティングにもなります。子どもに相手にされる大人になった方が得をします。つまり、私たちは生徒に相手にされるような人間でいることも大事なのです。 また、大人同士でも、若い人の話に耳を傾けないとか、若い人から学ぶ姿勢がないなどということは、どのような職場でも論外です。もちろん、年長者として経験を重ねた分、若い人たちに提供できる知恵はありますが、そういう切り売りの説教よりも、若い人から学ぶ姿勢を持ち、常に自分自身をバージョンアップしている人の話の方が説得力があります。年長者はついつい話し過ぎてしまいます。何かにつけて「あ、それはね」「私の場合は」などと、少しで止めておけばいいものを、ドヤ顔で延々と講釈を展開しています。「聴き手に徹する」とか「相手が質問してきたら丁寧に答える」、「話し過ぎないようにする」ということは難しいものです。人は対話によって学びますが、相手が自分より若い人であれば、自分の知らないこと、新しいことや新しい考え方を教えてくれます。関心を示せば、年下の人たちもたくさん話してくれます。同年代との付き合いは、共通言語も多く、共感できることも多いですから、居心地がいいので、若い人と付き合うことを苦手にする上目線のベテランがいます。私は、若い人に教えてもらってGoProを買ったのが嬉しくて、撮影したものを友人たちに威張り散らかしたのですが、みな「GoProって何?」で終わりでした。がっかりして、また若い人たちと発表会をして楽しみました。若い人は刺激的です。 「何事も経験を積んだベテランの方が知識や技術も豊富で、尊敬に値する」という考え方が若い人の意見を冷遇する職場環境の温床になっているような気がします。「生意気だ」「反論するな」という表情をする上司・ベテランもいます。「年長者を敬いなさい」という緊張感を無駄に強いる、かと思えば、カラオケで今時の流行りに迎合する。若い人や子どもが理不尽を感じながら、経験が浅いというだけで重要な主張ができない、という環境は間違っています。年齢が情報量や学力や知識力の高さを反映する時代は終わりました。大切なのは「最近の若者の知識を持っていること」です。新しい文化もITツールも技術も、若い人の方が触れる機会は相対的に多いのです。 最近、40歳以上の人が、どんな新しいことをあなたに教えてくれましたか?スマホもPCもロクに使いこなせない50代の上司はどんな情報交換を行っていますか?ITツールなしでも労働が完結した時代のおじさんは、いまだに「ホウレンソウ業務の重要性」を説いています。説教の申し送りにしか思えません。
NYCAブログ · 2019/11/25
徳川幕府から明治政府へと政治体制が変わった時代には、富国強兵を推し進めるために多くの外国人を招き、日本は知識と技術を短期間で手に入れました。また、戦後はアメリカからさまざまな知識と技術を導入して経済発展に成功しました。それ以前に日本はこれまで、奈良、平安の時代から節目ごとに「外国の言葉、文化、生活に興味がある人」を増やしてきた経緯があります。全ては、この国の教育に対する意識の高さがもたらしたものです。2020年からの教育改革を機に留学など、就職前に海外での生活を経験する取り組みや、より実践的な語学教育が推進され成功してほしいと思います。 今はまだ、海外拠点の設置などを積極的に進めたい企業と、そのニーズについて理解不十分な若者との間には若干の距離があるような気もします。中高生は、まだ職業や企業や国際社会というものがよくわかりませんから無理もないことです。 グローバル人材の持つべき能力の整理や具体化と、その育成のためにすべきことについて 従来は、トップ・エリートの素養として求められていたものですが、今後はより幅広い層に求められていくでしょう。世界各国との結びつきが複雑になると、より高度な判断が求められるでしょうし、日本国内にいても外国人とともに働く、海外の事業所と連携して仕事を進めることが求められ、外国の文化や言葉を理解する能力が必要な場面は多くなることでしょう。また、直接外国と関わる仕事ではなくても、取引先企業の海外進出によって、自社でも海外でのニーズを意識した商品開発が必要になるかもしれません。新しい視点や能力を持っている人をグローバル人材として育成しようというのが今回の改革の狙いでもあります。教師はグローバル社会のイメージを生徒に伝えたり、そうした社会で、どう学び、働きたいのかを考える機会を与え続けたりする必要があります。リベラルアーツもアクティブラーニングも必要不可欠であり、教師は縦横無尽にコーディネイトしファシリテートしていかなくてはなりません。私たち民間教育に携わる者としても世界を舞台に活躍できるエリートを育てることに全面協力していきたいと意気込んでいます。
NYCAブログ · 2019/11/18
一つのテーマを議論している時、自分の考えとは正反対の意見が出ることも当然、あります。また、気が合うからといって、仲の良い友人が自分と同じ意見とは限りません。...
NYCAブログ · 2019/11/11
人の話を聞くときは、相手の目を見るのが大事だと教える人がいます。話すときもちゃんと相手の目を見て話すようにと教えられます。...

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