NYCAブログ

NYCAブログ · 2020/06/11
塾はあくまでも学校教育を補完するという立場であると自覚しています。塾では、予習スタイルであろうが復習スタイルであろうが、学校での授業進度が基準ですし、教科書を無視して指導することもありません。難関校に進学しようとする子どもの多くが塾に通っていますが、中学受験を除けば、塾に通わずに合格する子どももいます。学校が...
NYCAブログ · 2020/05/29
新型コロナウイルスによる長期間の休校という未曽有の事態を体験して、子どもたちの学びは新しいスタイルが定着しようとしています。オンライン授業を体験して、あるいは体験する我が子の姿を見て、これまで通りのやり方を希望する人も、そうではない人も授業の受け方を自分たちの頭で考える最大の好機になりました。...
NYCAブログ · 2020/05/10
コロナ禍においては、様々な業種が各社独自のオンライン化の取り組みを行いました。教育業界も授業も録画済みのものを配信するだけではなく生放送での集団授業を提供するところも増えました。学校が休校のさなかにあっても、新たな学びに触れる子どもたちが増えています。進学塾では今後、オンライン教育の最適化が進んでいくのかも知れません。生徒にとっては自分の部屋で落ち着いて勉強ができますし、保護者にとっても送迎の負担がないのは嬉しいことです。 すべての生徒が完璧に満足する授業形式を行うことは難しいとしても、いろんな選択肢があるということが良いのだと思います。いずれにしても、教育は、何があっても立ち往生してしまわないようにしなければいけません。過去に経験したことのないレベルでの、自粛要請に、私たちは直ちに最適な対応を行うことはとても難しく感じましたが、できる範囲でより良い対策を模索しました。 結果的には時代の変化に合わせたのではなく、危機管理としての新しい授業スタイルの構築と捉えています。 また、生徒自身にとっては、子どもの時から自国の将来や世界の未来に危機感を持つがゆえに「世界を舞台に活躍したい」というマインドが養成され、世界のどこへ行っても生きていける力のある人材が輩出されるようになることを期待できます。 高学歴を得ることや世間からの評価のために学ぶのではなく、真のエリートとして、国際的な危機感に基づいて勉強するというのも素晴らしく大きな動機です。 コロナウィルス禍はそのことを私たちに強烈に突きつけてきているのかもしれません。しかし、問題解決力は問題が起きて初めて発揮する能力です。大人も子どもも、結束して、みんなで乗り越えるべき試練です。
NYCAブログ · 2020/03/24
コロナウィルス感染の拡大で、グローバル化の進展は逆回転しています。これを書いている3月23日現在、世界各国が感染を防ぐために海外からの渡航を制限し始めました。経済に与える影響を考えたとき感染が長期化すればするほど、深刻な影響と混乱が生じることになります。...
NYCAブログ · 2020/03/05
日本では、これまで私立中学を含め、難関校志願者のスポーツ参加率は、かなり低かったように思います。中2になると、部活と勉強のどちらを選択するべきかと自問自答する生徒もたくさんいました。中学受験専門塾では、小5の2学期あたりに、「そろそろお稽古ごとの整理を」とやんわりと受験学習に専念させるように誘導していました。合格のためには、少しでも指導時間を確保したいというのが、本音でした。 2年前に、甲子園出場の野球部監督が「文武両道などあり得ない」「文武両道は二流だ」という内容の発言をして物議を醸したことがありました。文武両道の定義が、議論参加者によって、違っていたのかもしれませんが、勉強ができるトップアスリートはたくさんいることも事実です。私たちは、本人がスポーツ好きならば両立を選択してほしいと考えていますし、心から応援しています。大会出場を優先された場合は、必ず、振替授業を行っています。進学塾教師は、建前として「どちらも応援します」と言いがちですが、指導成果を出して、ご家庭の不安を払拭することが、真の応援だと思っています。 ところで、トロントは、ウィンタースポーツが盛んですし、ジムやフィットネスもたくさんあります。スタジアムだけでなくスポーツバーでの観戦など、1年を通してスポーツが日常に浸透しています。また、それに合わせるかのように、スポーツウェア愛好家が多く、着こなしも洗練されています。MLBのキャップやTシャツだけでなく、NHL、NBAのレプリカウェアもとても人気があります。街を歩いていても全身からスポーツ感満載で、ジムから今出てきたかのような格好をよく見かけます。子どもたちも、スポーツウェアを普段着にしていて、本格的なスポーツブランドのウェアやシューズを品よくコーディネートしています。綺麗なデザインのものを実にカッコよく着こなしているのです。スポーツウェアを着て、真剣に授業を受ける生徒たちを毎日興味深く見ていた私は、やっとアスレジャー(athletic+leisure=athleisure)という言葉とその概念を知りました。数年前までの普段着としてのスポーツウェアは、着心地とリラックス感だけを優先して、お洒落とは逆方向で、ルーズな人に見えがちでした。スポーツをやっている雰囲気のない人が、楽チンなウェアとしてジャージーで買い物に行ったり、パジャマ代わりにしたりというイメージでした。ところが、今は大人も小中学生も高校生もファッショナブルを重視して、スポーツウェアを肩肘張らずにファッションとして楽しんでいます。私たちも小学生との会話でアディダス派かナイキ派か、はたまたアンダーアーマー派かで盛り上がります。アスレジャーは、活発な子どもたちには、最適なファッションです。スポーツ好きのアスレジャーのオシャレ度はレベルが高く、子どもたちの着こなしは堂に入っています。彼らに私の小中学生の頃の写真を見せたら「先生は何時代の人ですか?」と言われそうです。 スポーツを日常に取り入れているアスレジャーに身を包んだ受験生は、かなりカッコイイです。スポーツを楽しみ、本を読み、偏りなく食生活を送る−文武両道はとても健康的な発想です。
NYCAブログ · 2020/03/04
NYCA開校前に、PISAスコアの高い国の教育施設を見ておきたいと考えていましたので、いくつかの国を視察しました。どの国の制度にもそれぞれに磨き込んだ特長を感じました。やはり、教育を国家の産業基盤と捉えているのは皆、同じだと感じました。そのなかでも私は、シンガポールに強く興味を引き寄せられましたので、何度も視察しました。ちなみにシンガポールとトロントは多民族都市で、清潔で、治安が良く、マナーがよいという共通点を感じます。私は、この視察と前後して、シンガポールについて学ぼうと思い、何冊かの本を読み、さらに訪問の度に国立博物館を見学しました。博物館では、ボランティアの方(日本人女性)が丁寧に解説してくださいますし、太平洋戦争中の日本とシンガポールの関係もさまざまな写真や記録映像で見ることができます。私は国立博物館への最初の訪問で自分がシンガポールと日本の関わりの深さを知らないことに驚きました。広く知られているのは連合軍司令官のパーシヴァル中将と日本の山下奉文中将の降伏交渉の会見場面で、山下中将が返答を渋るパーシヴァルに「イエスかノーか」と迫ったというエピソードや、戦後初代首相リー・クアンユー氏の"Forgive, but never forget"という言葉です。リー・クアンユー氏は、反日感情を利用して統治するということをしませんでしたので、シンガポールはアジアの中でも有数の親日国ですし、日本にとって重要な貿易相手国・直接投資国です。しかし、私は、第二次世界大戦中の日本統治下のシンガポールのことを全く知りませんでした。このとき、仕事柄、教育改革においての「考える歴史教育」とは、どのような手順で、どのように行ったらよいのだろうと考え込みました。中学生にとっての歴史教科書は簡潔すぎますし、高校生にとっての世界史という科目はあまり人気のある科目ではありませんでした。高校までの授業では、「なんのためにこの教科を勉強するのか」という問いに対しては、「受験のため」というのが目的でした。ですから教師も、その目的に沿うように授業を作っていくことが大切な仕事でした。生徒は、個々の現象を情報として覚え込むことに徹し、試験の得点を取ることに汲々としてきましたから、歴史を「考える」余裕を持てませんでした。それでも、旧カリキュラムで学んだ世代は、中学や高校で暗記した人名・事件・年号などの固有名詞が、歴史を学ぶ出発点の一つにはなっています。 これからの歴史授業では、固有名詞による歴史上の特定の事件や特定の人物ではなく、その時々がどのような社会であったのかをイメージさせ、個々の現象の裏にある脈絡に気付かせることで「だからあの時代にあんな事件が起きていたのか」と、連想できるようにすることが重要です。世界史も日本史も学ぶことで次の出来事の原因を知るきっかけにできます。 特に世界史が理解できないと、世界のニュースが理解できません。戦争や紛争の原因は突き詰めると歴史に行き着きますし、世界の政治制度や習慣も、価値観の違いも歴史に答えがあるはずです。並行して客観的な史実を正しく理解し、過去を照らして現在を理解しなければならないことがたくさんあります。歴史を勉強しないということは、今しか見ていないということです。年号や戦争で活躍した人の名前は、現在を考える時の役には立ちませんが、その時代の生活や人々の知恵などといったものは、現代にもおおいに役に立ちます。 これからのグローバル人材は、相互理解を促進するために自分の国の歴史を勉強し、話す相手の国の歴史を知っておくことで、どのような話題でアプローチするべきかどんな話題を避けるべきかを考えられる人になることが必要不可欠です。
NYCAブログ · 2020/02/24
人は、趣味を通じてコミュニケーションを図ったり、知識を増やしたりして、日常の息抜きの機会を得られることが多くあります。もちろん、趣味がないからコミュニケーション不全に陥るか、といえば決してそうではありません。...
NYCAブログ · 2020/02/18
論語に「不時不食」というのがあります。 「時ならざるは食らわず」と訓読みします。季節はずれのものは食べないという意味です。 この文の前後には、「色悪不食。臭悪不食。」(色の悪いものは食べない。臭いの悪いものもたべない)など、食についての戒めがいくつか並びます。論語は食育にもなりますね。...
NYCAブログ · 2020/02/06
世の中には、何でもぶっつけ本番でやっているように見える人がいますが、実はそんなはずはなくて、練習しているところを見せていないだけです。どんなに些細なことでも、短いスピーチでも何日も前から練習しているかもしれません。...
NYCAブログ · 2020/01/17
「(子どものために)よかれと思って」したことが、大きな間違いということがあります。「子どものために」と言いながら、実は、追い詰めているだけで、本当は「よかれと思って」いません。 特に教育やスポーツでは、このセリフが出た時は、既に子どもにダメージを与えているだけということがあります。...

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